1-9月の産業経済は安定、新たな質の生産力の発展が加速―中国

人民網日本語版    2024年10月24日(木) 19時30分

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第1-3四半期に中国の一定規模以上の工業企業の付加価値額が前年同期比で5.8%増加した。写真は栄耀のスマートフォンの広告。

国務院新聞弁公室は23日、記者会見を行った。会見で発表されたデータによると、今年第1-3四半期(1-9月)には、中国全土の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額が前年同期比で5.8%増加して、マクロ経済の成長に対して「安定装置」の役割を発揮し、寄与度は40%近くだった。中国工業・情報化部の趙志国(ジャオ・ジーグオ)チーフエンジニアは会見で、「第1-3四半期の産業経済の運営状況は安定しており、産業構造は最適化を続け、新たな質の生産力の発展が加速した」と述べた。

具体的に見ると、経営主体が安定的に発展して規模が拡大した。8月末現在、一定規模以上の工業企業は2023年末比4.4%増の50万4000社に達した。累計で製造業の特定分野のトップ企業1557社、「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」の中小企業14万社以上、「専精特新」の小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)1万4600社が育成され、ハイテク企業認定の有効期間内にあるハイテク企業は46万3000社に達した。1-8月には、一定規模以上の工業の「専精特新」の小巨人企業の売上高・営業利益率は7.5%にも達し、一定規模以上の工業企業全体の平均レベルを上回った。

生産が急速に増加した。同期の一定規模以上の電子情報関連製造業の付加価値額は同12.8%増加し、同期の工業付加価値額の成長率を7ポイント上回った。ミニPCの生産量は同2.9%増の2億4900万台、携帯電話は同9.8%増の11億8400万台、テレビは同2.5%増の1億5000万台だった。

輸出が持続的に回復・上昇した。税関のまとめた統計によると、同期に中国が輸出した携帯電話は同3.5%増の5億8000万台となり、ノートパソコンは同0.7%増の1億1000万台、テレビは同8%増の8129万台だった。中国ブランドは世界市場の大部分で出荷量の成長を実現し、ブランドの影響力が持続的に拡大した。

趙氏は、「同期には電気通信業務の総量が同10.7%増加し、情報通信産業のエンパワーメント効果が引き続き顕在化した」と述べた。

同部の報道官で運営モニタリング協調局局長の陶青氏は、「今年に入ってから、新世代情報技術の普及・応用が加速し、製造業、鉱業、電力、医療などの産業に急速に溶け込み、経済・社会の発展にエンパワーメントしている」と述べた。

製造業のトランスフォーメーションがより深まり、5Gの産業向けアプリケーションが国民経済の産業大分類のうち76をカバーし、間接的に約14兆元(約280兆円)の生産高をもたらした。情報消費がより活発になり、8月のサービスロボット生産台数は同20.1%増加した。公共財がますますスマートになり、人工知能(AI)や5Gなどの技術が大規模な応用を実現して、新型デジタルサービスの優れた事例135件を形成し、交通、文化観光、高齢者介護、医療、救急などの分野をカバーした。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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