ハン・ガンさんのノーベル賞受賞に反発、韓国の団体がスウェーデン大使館前でデモ=ネットでは批判殺到

Record Korea    2024年10月17日(木) 15時0分

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17日、韓国・アジア経済は「作家ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞に反発する一部の保守団体メンバーが駐韓スウェーデン大使館前でデモを行い物議を醸している」と伝えた。写真はハンさんの小説。

2024年10月17日、韓国・アジア経済は「作家ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞に反発する一部の保守団体メンバーが在韓スウェーデン大使館前でデモを行い物議を醸している」と伝えた。

記事によると、韓国の複数のインターネット掲示板に16日、「スウェーデン大使館前でハン作家のノーベル賞受賞を糾弾するデモが行われた」と題する投稿があった。投稿には、20人ほどの中高年者が在韓スウェーデン大使館前で横断幕を掲げてデモを行う様子の写真が添付されており、横断幕には「大韓民国の歴史歪曲(わいきょく)作家のノーベル賞、大韓民国の赤化賦役 スウェーデンの翰林院を糾弾する」との文字が書かれていた。翰林院はスウェーデン王立アカデミーの韓国語名称だという。

韓国の一部保守団体の間では、ハンさんの小説をめぐって論争が起きている。光州事件当時に被害に遭った市民の話を盛り込んだ小説「少年が来る」については「歴史を歪曲された視点で捉えた」と主張する声も上がっているという。

保守派の小説家キム・ギュナさんはハンさんのノーベル賞受賞後、自身のSNSで「ノーベル賞の価値の墜落、文学の偽善の証明、歴史歪曲の正当化」「受賞作家が書いた『歴史的トラウマの直視』を盛り込んだという小説は全て歴史歪曲」「翰林院がああいう審査評価をして称賛したということは、韓国の歴史を知らないということであり、ただ出版社のロビー活動に振り回されたということ」などと強く批判したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「本当に恥ずかしい」「あきれて物も言えない。デモの参加者と私が同じ国の国民でないことを願うだけ」「保守ではなく利己主義」「韓国出身作家のノーベル賞受賞は素直に祝うべきこと」「本当に韓国人?ハンさんの受賞により何か被害を被った?なぜそんなことをするのか理解できない」「小説で歴史を歪曲することはできない。そもそも歴史で受賞したのではなく、文学で受賞した賞だ」など、デモに対する批判の声が殺到している。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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