卓球エースの敗退相次ぐ中国、孫穎莎に続き王楚欽も全国卓球選手権大会棄権へ

Record China    2024年10月15日(火) 14時0分

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卓球男子シングルス世界ランキング1位の中国の王楚欽が、中国・内モンゴル自治区で開催中の全国卓球選手権大会の男子団体戦を棄権することを発表した。写真は王楚欽。

卓球男子シングルス世界ランキング1位の中国の王楚欽(ワン・チューチン)(24)が、中国・内モンゴル自治区で開催中の全国卓球選手権大会の男子団体戦を棄権することを発表した。中国メディアの魯中晨報が15日付で伝えた。

記事によると、王のこの決断は大勢の卓球ファンの支持を集めた。「パリ五輪の後、ほとんど休む間もないほどの過密スケジュールだった」というのがその理由で、記事は「長期にわたる高い強度の試合で王の体は疲れきっている。今回の棄権は回復のための貴重な時間と受け止められた」と説明。また、ファンから「ゆっくり休める機会を持てて本当に良かった。次の試合でより良い状態を見せてくれることを期待する」「おいしい物を食べたり動物園に行ったりするなどリラックスできることを試してみたら?」などの声が上がった他、「王は今、小さくないプレッシャーに直面している。とりわけ、競争が激烈な代表チーム内でのプレッシャーだ」との指摘があったことを伝えた。

王は、先日行われたWTTチャイナスマッシュ(北京)男子シングルス2回戦でデンマークのアンダース・リンド(25)に、その後のITTFアジア卓球選手権大会男子団体ではイランのベンヤミン・ファラジ(14)に敗れ、一部から批判的な声が上がっていた。

また、中国の卓球エースをめぐっては、女子シングルス世界ランキング1位の孫穎莎(スン・インシャー)がITTFアジア卓球選手権大会の女子シングルス、女子ダブルスを棄権。

孫穎莎

女子団体の決勝で日本と対戦した孫は、第2試合で伊藤美誠に勝利したものの第4試合では張本美和に敗れており、孫は棄権に関する経緯説明で、「パリ五輪以降、プロモーションやハードな試合が続き、充実し、皆さんからの愛と応援を感じていました。しかし調整がうまくいかず、昨日の試合(団体決勝)の後、腕の筋肉に明らかな反応が出ました」と述べていた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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