中国の国家市場監督管理総局と国家認証認可監督管理委員会は、2024年中国・韓国電気製品検査能力検証活動を実施すると発表しました。

中韓両国の電子・電気製品の技術基準と検査方法には違いがあるため、両国間にはまだ「同じ基準、同じ証明書、両国共通」の相互承認メカニズムが形成されておらず、貿易効率を下げ、貿易コストを増加させ、中国の電子・電気メーカーの輸出事業に技術的な貿易障壁が設けられています。

この問題に対して、国家認証認可監督管理委員会と韓国技術標準院（KATS）は、2021年から3回連続して電気製品分野の国際検査・測定機関の能力検証プロジェクトを実施し、中韓両国の30近くの検査・測定機関は炊飯器、アイロン、ドライヤーなどの製品の入力電力、発熱、接地抵抗、プラグ放電などの製品品質パラメータに対して能力検証の技術比較を実施しました。

今年の検証活動では、電源アダプタをテストサンプルとして、検査・検測機関は電源アダプタのサンプルに対して二つの試験を実施するよう求めています。そしてそれぞれの機関が出したテストの結果に基づいて、評価の最終結果を発表する予定です。

中国は世界の電子・電気機器の生産大国と輸出大国であり、昨年の家電産業の年間主要事業収入は1兆8400億元（約39兆円）、輸出額は1030億7000万ドルに達しました。中国の家電製品は品種、品質、ブランドの面で絶えず向上し、各種類の製品は海外ユーザーに歓迎されています。特に韓国市場では、中国の家電製品の貿易黒字規模はここ10年間で急速に増加しており、関連データによりますと、2023年の中国に対する韓国家電製品の貿易赤字は41億2130万ドルでした。（提供/CRI）