CRI online 2024年10月9日(水) 16時50分
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中国のホーロー容器が海外で大人気となっています。
中華人民共和国が成立して以来の75年間、ホーローカップや懐中電灯などは長年にわたり生活必需品でした。しかし現在では、このような品物は過ぎ去った時代の証拠の品であり、記憶の品です。そのうちの一つのホーロー容器は、1980年代には数億世帯にとって、あるいは湯を入れるカップ、あるいは弁当箱などの必需品であり、ホーロー製の煮物を作る鍋もよく使われました。当時は中国人の10人に1人がホーローカップを使用していたとのことです。また、同じ時代に大人気を博した「虎頭」懐中電灯は、1980年代に年間生産量が4000万本近くに達し、アフリカにも輸出されました。
今の中国は商品が溢れる状態で、さまざまな素材やデザインのカップやセンサーライトなどが現れ、ホーローカップや懐中電灯などは次第に生活から消えています。ところが海外市場では意外なことに、これらの品の人気が高まっています。
2021年には中国のホーロー製品の輸出総額が過去最高の59億5000万ドル(約8800億円)に達しました。海外市場で特に人気のあるのは、ホーロー製のコーヒー器具や鍋、装飾品です。かつて価格がわずか2元(約40円)だったホーローカップは、今では優れた技術と特色あるデザインにより、海外市場では日本円換算で6200円程度で売られている場合があります。また、新型の懐中電灯も続々に登場し、有効照明距離が1000メートルを超える製品も発売されました。進化を続けてきた懐中電灯の2023年の輸出数は11億1600万本に達し、販売総額は101億元(約2100億円)を記録しました。主な輸出先は米国やインド、ドイツなどです。(提供/CRI)
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