2024年の国慶節大型連休（10月1日～7日）中、全国の文化・観光市場は安定して秩序だった盛り上がりを見せました。中国文化観光部データセンターの推計によると、7日間の国慶節大型連休中、全国の国内旅行者数は前年比5．9％増の延べ7億6500万人となり、2019年の同期間より10．2％増加しました。また、国内観光客が旅行中に支出した総額は前年同期比6．3％増の7008億1700万元（約14兆6800億円）で、2019年の国慶節連休中の支出総額より7．9％増えたことが分かりました。

国民の旅行意欲が高まり、文化・観光消費意欲が旺盛でした。「公演に合わせて旅行に行く」のが人々の消費意欲をかき立ています。推計によると、連休期間中に全国で行われた商業公演は前年より14．5％増の延べ4万4300回で、興行収入は前年比25．9％増の22億900万元（約463億円）、観客数は前年比13．3％増の延べ1169万7000人でした。商業地域周辺は祝日の雰囲気に包まれ、新たな消費の目玉となっています。連休期間中、モニタリングの対象となった国家級夜間文化・観光消費エリアの夜間の流動客数は延べ9686万2300人に上り、一晩ごとの客数は2023年より25．4％増加しました。ビザと通関政策の最適化やビザ免除対象国範囲の拡大、インバウンド観光サービスの利便性レベルの向上などの要因を受けて、インバウンド観光の人気が引き続き上昇しています。（提供/CRI）