おにぎり屋を営む日本人店主、台風被害の高雄市民らを勇気付ける―台湾メディア

Record China    2024年10月7日(月) 14時0分

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台湾メディアの民視新聞台は6日、台風10号で被災した台湾南部の高雄市で、おにぎり専門店を営む日本人店主が市民を勇気付けていると報じた。写真は高雄市。

台湾メディアの民視新聞台は6日、台風10号で被災した台湾南部の高雄市で、おにぎり専門店を営む日本人店主が市民を勇気付けていると報じた。

記事によると、店主の男性は「高雄頑張れ」「みんな頑張れ」などと書かれたプラカードを手に路上を歩き、通行人にあいさつをして回っていた。男性は今年2月、妻の出身地である高雄市で日本式のおにぎり専門店をオープンした。

店を開いてから台風被害は2度目。前回は家具が壊れるなど大きな被害があり、復旧に4日かかった。今回の台風10号では早めに準備した。わずかな浸水はあったものの被害は比較的軽微で、半日ほどで営業を再開できたという。

店では新潟県産の米を使ったさまざまな具のおにぎりを提供しており、その本格的な味を求めて多くの客が足を運んでいるという。台湾のネット上でも話題になっており、男性のさわやかな人柄と、店先に立って通行人に声をかけてくれる親しみやすさが人々を引き付けているそうだ。

男性は「高雄の風景は(台風後に)変わってしまいました。木が倒れ、壊れてしまったところもたくさんあります。だから私はこれ(プラカード)を持って、高雄を応援しています」と語った。

高雄市民からは「ネット上では高雄で一番おいしいおにぎりと言われています」「店主がプラカードを持ってお客さんたちにあいさつしているのが話題になっていて、僕はとてもカッコいいと思います」との声が聞かれた。

記事は、「高雄にはまだ修復が必要な場所がたくさんあるが、公共部門だけでなく、民衆たちも次々と力強い活力を見せている。特に、日本人までもが応援してくれているのを見て、このかわいらしい日本のおにぎりを買っていこうという気になっている」と伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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