このほど上海市は市級財政資金５億元（約104億円）を投入し、飲食、宿泊、映画、スポーツの４分野を対象としたクーポン券を発行しました。消費を促進し、市民生活を支援することがその狙いです。事業者もこの機を捉え、さまざまなプロモーションを打ち出し、消費はピークを迎えています。

国慶節連休のこの2日間、上海市の主要な商業エリアは祝祭ムードが高まり、大勢の観光客で賑わっています。観光客が必ず訪れる南京路エリアにある飲食店の胡小征マネージャーは、「国慶節期間中、当店の客足は通常と比べて約40％増加した。そのうち、クーポン券を利用する客は約10％を占めており、来店者の増加に大きな役割を果たしている」と現状を紹介しました。

今回発行されたクーポン券の内訳は、飲食券３億６千万元（約75億円）、宿泊券9000万元（18億7500万円）、映画券3000万元（約６億2500万円）、スポーツ券2000万元（約4億1700万円）です。スマートフォンの位置情報が上海になっているユーザーであれば、だれでもクーポン券を受け取ることが可能だということです。（提供/CRI）