中国建国75年、「宇宙事業は無から有、弱から強へと飛躍的発展」―中国メディア

Record China    2024年10月6日(日) 6時0分

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10月1日、建国75周年を迎えた中国。中国メディアは自国の宇宙事業を取り上げ、「無から有へ、弱から強へと歴史的な質の高い飛躍的発展を遂げた」と自賛した。

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中国は10月1日、建国75周年を迎えた。中国メディアは自国の宇宙事業を取り上げ、「無から有へ、弱から強へと歴史的な質の高い飛躍的発展を遂げた」と自賛。「中国の衛星は通信、ナビゲーション、リモートセンシングなどの分野であらゆる業種と各家庭にサービスを提供」と強調した。

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中国網によると、秋になり、中国の宇宙事業は忙しくなっている。最北端のコトカケヤナギ林の近くから最南端のヤシの木の下に至るまで、有人宇宙から商業打ち上げまで、各型式のロケットが発射場に入り、打ち上げ準備を整えている。今年、中国の打ち上げ回数は100回に達し、過去最多を記録した。10年前と比べると、6倍になる。

打ち上げ能力の大幅な向上は中国の宇宙事業の発展をもたらした。さかのぼること54年前の1970年4月24日、国を挙げて製造した中国最初の人工衛星「東方紅1号」が打ち上げられた。「東方紅」は中国宇宙事業の前進の幕開けとなった。

現在、中国の軌道上の衛星の数は900基を超え、10年前の9倍となっている。北斗衛星測位システムの1日平均使用回数は6000億回を超え、携帯電話を衛星に直接つなぐことも夢ではなくなっている。中国の衛星は通信、ナビゲーション、リモートセンシングなどの分野であらゆる業種と各家庭にサービスを提供している。


中国の宇宙分野の革新は事業発展の最大の原動力となっている。習近平指導部が発足した2012年11月の共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、有人宇宙、月探査、火星探査をはじめとする宇宙重大プロジェクトに次々と成功。「天問」の火星探査、「嫦娥」の月探査、「羲和」の太陽探査、「天和」の宇宙滞在などを実現した。中国の宇宙ステーションは軌道上を1200日以上安全に航行し、宇宙の夢に向かって前進し続けている。

中国の宇宙事業は次々と成果を上げている。宇宙稲は上質な増産を実現する見通しで、宇宙キュウリや宇宙トマトなどの野菜も高く評価され、宇宙栽培は年間約26億キログラムの食糧増産に貢献し、4000項目以上の成果が各業界に広く応用されている。

中国の宇宙事業は新たな原動力を注ぎ続けている。海南、安徽、陝西各省や上海、北京両市などは政策を打ち出し、商業宇宙産業クラスターの構築を後押ししている。17年以降、中国の商業宇宙分野の市場規模は年平均20%以上の成長を維持し、今年は2兆3000億元(約46兆円)を突破する見通し。

中国は未来の壮大な宇宙計画も立てている。今年2種の新型ロケットを打ち上げ、「次世代商業リモートセンシング衛星システム」の構築を加速化し、複数の衛星のネットワークを形成して300基以上の航宙機を宇宙に送り込む計画だ。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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