Record China 2024年10月3日(木) 20時0分
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2日、台湾メディア・中時新聞網は、台風の到来により各地で「台風休暇」が発生している台湾のインフルエンサーが「どうして日本には台風休暇が存在しないか」について解説したと報じた。
2024年10月2日、台湾メディア・中時新聞網は、台風の到来により各地で「台風休暇」が発生している台湾のインフルエンサーが「どうして日本には台風休暇が存在しないか」について解説したと報じた。
記事は、台風18号の到来によって台湾各地では2日に「台風休暇」が発生したと紹介。「台風休暇」は同じく台風が数多くやってくる日本には存在せず、日本人は「台風休暇」を奇妙に感じるようだとした上で、YouTubeで100万人のフォロワーを持つインフルエンサーの「cheap」氏が日本に「台風休暇」が存在しない理由をフェイスブックに書き込んだことを伝えた。
cheap氏は日本に「台風休暇」が存在しない最大の理由として「日本の台風は台湾ほど強くない」ことを挙げ、日本が台湾より高緯度に位置するため、台風が来るころには勢力がかなり衰えているのだと説明するとともに、1979年10月に発生して最低気圧870ヘクトパスカルを記録し「史上最強の熱帯低気圧」と呼ばれた台風20号を例にとり、フィリピンや台湾を猛烈な勢力で襲ったのに対し、日本に到達した際にはすでに「雲散霧消していた」と紹介したことを伝えている。(※実際は965ヘクトパスカルの強い勢力で巨大な暴風域を伴いながら和歌山県に上陸したことで100人以上の死者を出すなど日本国内でも大きな被害が出た)
cheap氏はまた、高緯度になると台風の速度が上がり、日本での滞在時間が短くなる傾向にあり、上陸から数時間で温帯低気圧に変わってしまうとも説明。「制度や文化、インフラといった理由で台風休暇がないのではなく、そこまで強い台風が襲来しないため。彼らだって電車が止まれば出勤できなくなる」と述べるとともに、台湾に比べて祝日が多いことも「台風休暇」がない理由の一つかもしれないと冗談交じりで語っている。
記事は一方で、日本の専門家が台湾の「台風休暇」について、通勤列車が存在せずバイク通勤が主流の都市が多いこと、建物が老朽化しており災害が発生しやすいことから「行政が制度として台風休暇を設けざるを得ないのではないか」との認識を示していることを併せて紹介した。(編集・翻訳/川尻)
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