スイス・チューリヒで1日に発生した中国人の男が児童3人を襲撃した事件について、新たな情報が入ってきた。

現地警察によると、事件は同日正午すぎに発生。被害児童はいずれも5歳の保育園児で、活動場所に移動する途中で男に刃物のような物で襲われた。同行していた園の職員が通行人の助けを借りて男を制圧、警察に通報した。被害児童3人のうち1人は重傷だった。

現行犯逮捕された容疑者は中国人の23歳の男。中国メディアの中で唯一事件を報じている第一財経によると、男は2023年夏からスイスに留学していたという。現地検察による声明では、単独犯とみられること、重傷だった児童を含め命に別条はないことが発表されたが、動機については明らかにされなかった。

在スイス中国大使館は「今回の事件について状況を確認・把握しているところだ。スイスの関係部門が速やかに真相を究明し、法に基づいて処分を下すと信じている。今後も事件の進展を見守っていく」としている。（翻訳・編集/北田）