日本の子どもたちの「質」が高い理由―華字メディア

Record China    2024年10月3日(木) 8時0分

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30日、日本華僑報網は、日本の家庭における子どもの教育について紹介する文章を掲載した。

2024年9月30日、華字メディアの日本華僑報網は、日本の家庭における子どもの教育について紹介する文章を掲載した。

文章はまず、日本の親も中国同様、子どもの教育には非常に力を入れるものの、単に知識だけでなく、総合的な能力育成や興味の発見も重視しているほか、自立心、礼儀作法、社会性、手先の器用さなどを育てることに熱心な親もいると紹介。条件が許せば、子どもたちは幼いうちから自分の部屋を持ち、部屋が作れなくても子どもだけの小さな空間を確保し、自己管理や自己規律のスキルを日々高めていると説明した。

また、日本の子どもたちは比較的自由な環境で学校の授業を受けているほか、勉学以外の趣味についても、親が子どもに押し付けることはないと指摘。親がすべきことは「子どもが何に興味を持っているかを見出し、それを選ぶように促すことだけだ」とした。

さらに、礼儀作法を重んじる日本では親が子に対し、幼い頃から人付き合いにおけるさまざまな礼儀を子どもに教えるだけでなく、実際に礼儀正しく振る舞うよう監督、指導し、是正するとも言及。公共意識の育成も大いに重視しており、電車などの公共の場ではたとえ親と一緒に乗っていても、大きな声で騒がないこと、公共の場でのごみのポイ捨てはせず、使ったものは元の状態に戻してから立ち去ることなどをわが子に教え、実践させるとした。

文章は、日本の子どもたちの質が高いのは、親の模範的な行動による教育の賜物に加えて、古来からの伝統的な教育も非常に功を奏していると分析。例として、江戸時代には全国に2万カ所あり、読み書きや算術、地理や歴史、儒教など幅広い科目を教えていた寺子屋の文化を挙げ、「実践的なスキルを重視し、自主的な学習を促進する寺子屋の伝統が、現在まで日本国民によって受け継がれ、発展してきた」と評した。

そして、「学校や会社、社会における教育だけでなく、親による啓蒙教育が日本の教育システム全体を優れた輝かしいものにした。なんといっても、子どもの人生における一番最初の『教師』は親なのだ」と結んでいる。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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