台湾メディアのTVBS新聞網は、日本人男性と結婚した台湾人モデルのイリィ（鄭家純）が、日本をめぐるある言説に反論したことを伝えた。

記事は「日本の文化では女性は化粧をして外出するのが基本的なマナーとされており、すっぴんで出歩くことは下着で街を歩くようなものとまで言われている」と説明した上で、イリィがこのほどSNS・Threads（スレッズ）に投稿した内容を紹介した。

イリィは「最近、『外国人女性が日本に行く時は化粧をするのがマナー』という書き込みを見た。ハハハハハ。外国人は『化粧の暗黙の了解』を守る必要はないわよ。小さい頃から大きくなるまでその環境で育ったわけではないのだから。それに、ぱっと見で日本人女性ではないと分かるわ。化粧をしなかったからどうということはないの。日本っぽい服を着て、化粧をして、日本語を流ちょうに話しても、小さいことから日本人ではないことが見抜かれるわ」とつづった。

そして、「もし日本の女性がみんな化粧をしていておしゃれだなと思うなら、あなたもすればいい。それはあなたの選択よ。でも、マナーという名目で他人に化粧を強いるのはやめてほしいわね」と苦言。「化粧をすると、化粧品が一日中顔に張り付いていてうっとうしい。化粧をすることで削られる睡眠時間をあなたが補ってくれるわけじゃないし、あなたが私に化粧をしてくれるわけでもない。毛穴やニキビもあなたの顔の問題じゃない。どうして私が化粧をするかどうかに口を出すのかしら」と訴えた。

また、日本のブランドショップにすっぴんで買い物に行ったところ、店員から肌の状態を褒められ、ケアの方法を熱心に聞かれたことを明かし、「すっぴんの説得力が増した。自分が快適なだけでなく、店員さんたちにケアの方法をアドバイスすることができる。ネットの広告よりも信用できるわよ」とも述べた。イリィは「フィルター（加工）なし」のつややかで張りのある肌をした自撮り写真を投稿し、「もし顔の状態が良くなくても、私はすっぴんで出掛けるわ」と宣言したという。（翻訳・編集/北田）