2024年10月1日、韓国日報は「韓国の9月の貿易収支が67億ドル（約9672億円）の黒字となり、12カ月連続して前年同期比プラスを記録した」と伝えた。

記事によると、韓国の先月の輸出額は前年同期比7．5％増の587億7000万ドル、輸入額は2．2％増の521億2000万ドルで、貿易収支は66億6000万ドルの黒字を記録した。

先月の輸出は9月として過去最大かつ今年最大の業績となった。先月の1日当たりの平均輸出は過去最大の29億4000万ドルで、前年同期比12．9％増加したという。

15大主力輸出品目のうち6品目で輸出が増加した。最大輸出品目である半導体の輸出額は37．1％増の136億ドルを記録し、6月以降3カ月ぶりに過去最大の業績を更新した。

2位の輸出品目である自動車の輸出額は、操業日数が1日少なかったにもかかわらず前年同期比4．9％増の55億ドルを記録。9月としては最大の業績で、4カ月ぶりにプラスに転じた。コンピューターの輸出額は132％増の15億ドルで9カ月連続増加、無線通信機器の輸出額は19億ドルで7カ月連続増加した。

対中輸出は半導体・無線通信機器の輸出が増加し、今年最大の117億ドルを記録した。対中貿易収支も輸出好調に後押しされ、7カ月ぶりに5億ドルの黒字に転じた。対米輸出は9月としては過去最大の104億ドルを記録したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「野党はいつも『国が滅びる』と騒いでいるが、実際はとてもうまくいっている」「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領のビジネス外交と企業支援政策の効果が出始めている」など安堵の声が上がっている。

一方で「なのになぜサムスン電子の株価は上がらないのか」「輸出は増加したのに民生はひどい状態」「生活が苦しいのはなぜ？」「前年ではなく前政権の平均と比較するべきでは？」などと指摘する声も見られた。（翻訳・編集/堂本）