中国市場監督管理総局が29日に明らかにしたところによると、中国の現在の有効な国家測定技術規格は2077件で、国民生活の保障と産業の質の高い発展を促進するための重要な技術サポートを提供している。新華社が伝えた。

同局はこのほど37件の国家計量技術規格を承認・発表した。鉄道交通、医療・ヘルスケア、環境騒音モニタリングなど複数の分野を網羅し、関連分野における測定技術の行動規範をさらに標準化し、測定サービスの能力と水準を高め、関連分野の質の高い発展を促進する。

現在、産業用ロボットの使用がますます広がっている。その空間的位置の測位精度と安定性は重要なコア要件であり、産業用ロボットそのものやサービス製品の質を決定づける。今回発表された「産業用ロボットの校正規格」は、産業用ロボットのオンライン、リアルタイム稼働状況におけるマルチパラメータの総合校正の難題を解決し、産業用ロボットの技術性能の測定評価の指針を提供するものだ。

今回発表された鉄道分野測定技術規格は、鉄道旅客・貨物輸送の面で重要な役割を果たす。「鉄道機関車車輪直径測定器検査規則」は、車輪直径測定器の検査方法をさらに規範化し、機関車の運行の安定性と乗客の快適性を高める。

最も一般的な体温計から心（脳）電図装置、人工呼吸器、除細動器、さらに生化学分析機器などに至り、正確な測定機器が必要不可欠だ。今回発表された「医療用磁気共鳴画像診断システム校正規格」は、中国の医療用磁気共鳴画像診断システムの校正方法を規範化し、医療機関がシステム性能の変化と違いをより良く理解し、潜在的な安全リスクと画像品質問題を速やかに発見し、医療サービスの質をさらに保証するようサポートするものとなる。（提供/人民網日本語版・編集/YF）