anomado 2024年9月30日(月) 21時30分
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中国の俳優フー・ゴーの最新作ドラマ「楠丁格爾先生」のタイトルが、男女を混同して誤解を招きかねないとして物議を醸している。
中国の俳優フー・ゴー(胡歌)の最新作ドラマ「楠丁格爾先生(Male Nurse)」のタイトルが、男女を混同して誤解を招きかねないとして物議を醸している。
動画配信サービス・愛奇芸(iQiyi)は25日、2025年度の新作ドラマのラインナップを公開。フー・ゴーは6月に中国3大テレビアワードの一つ・白玉蘭奨でウォン・カーウァイ(王家衛)監督のドラマ作品「繁花」で自身2度目の最優秀主演男優賞を受賞。この受賞で弾みをつけて最新作が期待される中、ラインナップには主演作「楠丁格爾先生」のタイトルと第1弾のティザーポスターが登場した。
しかし、タイトルにある「楠丁格爾(ナイチンゲール)」は、「近代看護教育の母」と呼ばれるフローレンス・ナイチンゲールを思わせるもので、それに男性への敬称「先生」を加えたことに、ネットでは違和感を示す意見が続出。また、「白衣の天使」の代名詞のナイチンゲールを男性に使うことや、中国語ではナイチンゲールを「南丁格爾」と記すところ、最初の一字を「楠」に変えたのも偉大な人物への不敬だとする声、さらには英語タイトル「Male Nurse(男性看護師)」にそぐわないと指摘する声も上がっている。
フー・ゴーのファンからは、波紋を広げること自体が「輝かしいキャリアを傷つける」とタイトル変更を求める声が高まっている。なお、愛奇芸の副代表は世間の反応について、「偉大な職業に性差は関係なく、尊敬に値するものと考える。また、ナイチンゲールはあくまで一つの姓だ」と回答した。
「楠丁格爾先生」は愛奇芸の番組紹介で、「医療従事者の平凡な日常の中の温かさや癒やしを描く作品」とされ、キャストは現時点で主演のフー・ゴーのみ公開されている。(Mathilda)
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