人民網日本語版 2024年9月20日(金) 15時10分
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中国で「登山付添人」が人気となっている。
中国では中秋節と国慶節連休は季節が爽やかな秋に当たり、登山を楽しむ旅行客も少なくない。
そんな中、最近ネット上で「登山付添人」サービスが人気を集めている。複数の「登山付添人」によると、2つの連休が相次いだことから、注文数は増加傾向にあり、中には「特に9月中旬から10月中旬までは全ての予約が埋まっている」や「チームメンバー6人の平均月収は1万5000元(約30万円)」といった状況まで見られるという。
「登山付添人」は登山中の「子どもの面倒を見る」や「重い荷物を持つ」、「気持ちをリラックスさせる」といった問題を引き受けてくれ、登山の難易度を下げ、登山者には景色を眺めたり、写真を撮ったりする余裕が生まれる。「登山付添人」が提供するルートプランや経験、指導、情緒的価値も、登山ルートの効率を効果的に向上させ、ルートの魅力や登山中のコミュニケーションが増すことになる。
「登山付添人」をしている人の大半が現役の大学生で、それ以外は民泊施設のオーナーや登山愛好家などだ。自分の趣味や仕事を活かして小遣い稼ぎができるこの仕事は、サービスを提供する側にとっても豊かな人生経験になっている。登山客の中には、がんを患う子どものために願掛けで山頂を目指す81歳のおばあさんや、負けず嫌いの60、70代の男性、中国文化を深く愛する外国人などさまざまだ。「登山付添人」をしている大学2年生の孫さんは取材に答える中で、「300元(約6000円)の収入より、いろいろな人と一緒に過ごせることの方がずっと重要。だから、これからも付添人を続けようと思う」と話した。(提供/人民網日本語版)
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