CRI online 2024年9月21日(土) 23時0分
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広東省広州市に住む20歳の青年は帰宅途中、突然手足がけいれんし、寒気がして意識不明になり、病院の集中治療室に救急搬送されました。資料写真。
中国南部に位置する広東省広州市に住む20歳の青年・陳さん(仮名)はこのほど、帰宅途中、突然手足がけいれんし、寒気がして意識不明になり、病院の集中治療室(ICU)に救急搬送されました。その後、陳さんは蚊に刺されて流行性B型脳炎(蚊で媒介される伝染性脳炎の一つ)に感染したと診断されました。
一般的に人間は蚊に刺されると皮膚がかゆくなりますが、かゆみ止めなどの軟こうを塗るだけで徐々にかゆみや腫れが止まります。なぜ陳さんにこれほど深刻な症状が起こったのでしょうか。医師は、陳さんが夜更かしして携帯電話を使うのが好きで、夜更かしの習慣は体の免疫力を低下させ、病気の侵入を受けやすくなると述べています。
流行性B型脳炎は児童や青少年の間で多発し、発病初期の主な症状は発熱、頭痛、吐き気、嘔吐(おうと)、眠気などで、風邪の症状に誤診されやすいとのことです。もし適時に標準的な治療を受けなければ、その後2~3日間は意識障害、ひきつけ、けいれんなど深刻な症状が出現する可能性があり、一部の病例では失語症、肢体まひ、重度の意識障害、精神障害、認知症など神経系後遺症を残す恐れもあり、重症の場合は呼吸不全で死に至ることもあり、その死亡率は20%に達するといわれています。
専門家は、定期的に住宅地のさまざまな外部環境や自然にたまった水を清掃し、自宅の庭や室内にある水がたまる容器を整理するよう住民に呼びかけています。また、網戸を設置し、ドアや窓の隙間をチェックし、蚊が室内に入る機会を減らすとともに、休む時は蚊帳を使用し、蚊帳の網目から蚊が入らないよう網目が十分に小さいことを確認し、外出時は防護に注意し、肌の露出を減らすことも提案されました。(提供/CRI)
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