中国ラオス鉄道の国際貨物輸送量が1000万トン突破、物品の品目は2900種類以上に

人民網日本語版    2024年9月20日(金) 5時0分

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中国ラオス鉄道の国際貨物輸送量が1000万トンを突破した。

新鮮な野菜や旬の果物を満載したコールドチェーン国際列車が16日、中国ラオス鉄道の磨憨駅をゆっくりと出発した。これにより、同鉄道の貨物輸送量は累計1000万トンの大台を突破した。この画期的な意義をもつ成果を通して、「ゴールデンルート」とされる同鉄道が開通して以来、越境物流分野で非常に急速な発展を遂げたことが分かり、また中国とラオス及び東南アジア諸国との経済貿易協力の大きなポテンシャルと明るい将来性が見て取れる。人民日報が伝えた。

雲南省の昆明税関で審査を受け通過した同鉄道の輸出入貨物は累計1000万2000トンに上り、貨物価格は407億7000万元(約8154億円)に上った。国境を越えて運ばれた物品の品目は、同鉄道開通初期の十数種類から今では2900種類以上に増え、1日当たりの運行本数は当初の2本から現在の17本に増えた。

同鉄道は西部陸海新ルート、国際定期貨物列車「中欧班列」との相互接続を実現し、中国と南アジア、東南アジアを結ぶより便利で高効率な物流の大型ルートを提供し、地域間の貿易往来と経済協力を大幅に促進した。

中国鉄路昆明局集団貨物輸送部の関係責任者は、「国際貨物輸送量が1000万トンを超えたのは新たなスタートであり、この『ゴールデンルート』の巨大なポテンシャルを示している。中国ラオス鉄道の国際貨物列車の安定的な運行は、中国・ラオス間の貿易往来を促進し、物流コストを引き下げ、輸送効率を高め、両国企業に実質的な利益をもたらした」と述べた。

国境を越えた貨物輸送の質をより一層高めるため、鉄道当局はさらに毎日、定点、定時、定路線、定期列車2本を運行している。また鉄道当局では、「瀾滄江―メコン川急行路線」だけでなく、「瀾滄江―メコン川急行路線+越境EC」「中国ラオス鉄道+中欧班列」「中国ラオス鉄道+西部陸海新ルート」など、鉄道国際輸送の新たなモデルも積極的に探求している。新たなモデルを打ち出すことで、中国ラオス鉄道が輸送する製品が増えただけでなく、中国内外の企業により多様な物流の選択肢が提供されている。相次いで運行をスタートした「上海―雲南・瀾滄江―メコン川路線」と「広東―雲南・瀾滄江―メコン川路線」の2本の国際貨物輸送列車、中国・ラオス・タイ国際貨物輸送列車、果物・野菜コールドチェーン専用列車などが、地域間の経済貿易協力を力強く支えている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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