中国文化観光部データセンターの推計によれば、9月15日から17日までの2024年中秋節連休中の中国全国の国内旅行者は延べ1億700万人で、2019年同期比で6．3％増でした。また、国内観光客の総旅行支出は510億4700万元（約8120億円）で、同8．0％の増加でした。

中秋節連休中には全国各地で濃厚な祭りの雰囲気を醸し出すランタンフェスティバル、火竜の舞い、月礼拝などの文化イベントが開催されました。このことで、中秋節は多くの人々が家族や友人との温かな再会を楽しむだけでなく、伝統文化の魅力を実感する機会にもなりました。多くの外国人観光客も中秋節ならではの民俗行事に参加して、中国文化と祭りの雰囲気を体験しました。

連休3日間には短距離のレジャー旅行が人気を集め、ドライビングや高速鉄道が主な交通手段でした。多くの親子連れがテーマパークや遊園地を訪れ、テーマルートツアーや観光客向けの公演で盛り上がりました。また、多くの都市の広場や庭園で月見や庭園散策、灯籠鑑賞といった夜間イベントが行われるなどで、夜間の文化体験や観光が新たな消費トレンドになりました。（提供/CRI）