新種の植物「金樽水玉杯」、中国の科学者が発見

CRI online    2024年9月18日(水) 12時20分

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海南省尖峰嶺国家クラス自然保護区で新種の植物が発見され、「金樽水玉杯」と名付けられました。

中国南部の海南省尖峰嶺国家クラス自然保護区で新種の植物が発見され、「金樽水玉杯」と名付けられました。中国の科学者が発見し、その研究成果が国際植物分類学ジャーナル「Phytotaxa(植物分類群)」に発表されました。

金樽水玉杯は小型全菌根異養植物で、見た目は金色で、内壁に格子模様があります。

論文の通信著者である中国林業科学研究院熱帯林業研究所研究員の許涵氏によりますと、「水玉杯」属の植物は生育環境の条件が極めて厳しく、ほとんどが熱帯地域に分布し、一部は亜熱帯と温帯地域に分布しています。海南省の独特な生態環境は、金樽水玉杯に生育に適していたということです。

また、論文著者である華南農業大学高級実験師の羊海軍氏は、「『金樽水玉杯』の名前の由来は、唐代(618~907)の詩人・李白の有名な詩『将進酒』にある。この植物が金色で、花が杯のような形をしていることから、この詩の句『金樽(きんそん)をして空しく月に対せしむる莫(なか)れ』という部分を取った」と述べました。

羊海軍氏はまた、水玉杯属の植物は希少で、森林生態環境の変化に非常に敏感であるため、金樽水玉杯の発見は海南熱帯山地の雨林保護状況が優れていることの現れだと述べました。(提供/CRI

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