中国コンピューター学会の発表によると、中国コンピューター大会2024が10月24日から26日にかけて、浙江省東陽市横店鎮で開催される。テーマは「新たな質の生産力の発展、計算で未来をけん引」。人民網が伝えた。

2003年創設の中国コンピューター大会は、計算分野の学術・技術・産業・教育などの各界の関係者が発展の趨勢について議論する年に一度の祭典。過去の大会はいずれも大都市で開催されてきたが、今回は横店鎮で1万人が出席する学術会議が開かれる。

なぜ映画スタジオの所在地として知られている横店が選ばれたのだろうか。中国コンピューター学会理事長で、中国工程院院士の孫凝暉（スン・ニンフイ）氏によると、同大会は現地の特徴に合わせ「AI＋映像コンテンツ」の特色を強調。各計算分野の関係者が現地の経済と産業を理解し、活発に議論することに期待しているという。

説明によると、同大会には118の大会特別報告、三つの大会フォーラム、138の特別テーマフォーラムが含まれる。人工知能（AI）やサイバーセキュリティー、基礎ソフトウェア、教育、半導体などの34の技術方向をカバー。国内外の800人以上の専門家や学者、技術エリートがスピーチを行い、大会で交流する。その中にはチューリング賞受賞者や十数人の両院院士が含まれる。

また、大会特別報告と大会フォーラムは大会のテーマを巡り、計算分野の理論・技術と産業の先進的な内容を共有する。三つの大会フォーラムのテーマは「AIと未来の映像」「大規模言語モデルはAGI（汎用人工知能）に向かうか」「AI＋で新たな質の生産力にエンパワーメント」となる。（提供/人民網日本語版・編集/YF）