中国の貿易水準、この75年間に歴史的な飛躍を実現、今年上半期には2600倍にも

Record China    2024年9月18日(水) 7時30分

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中国の貿易水準はこの75年間に歴史的な飛躍を実現し、経済成長をけん引する主な原動力の一つになっている。今年上半期には貿易額が以前の2600倍にも達した。写真は青島港。

中国の貿易水準はこの75年間に歴史的な飛躍を実現し、中国の経済成長をけん引する主な原動力の一つになっている。今年上半期には中国の貿易額が初めて21兆元(約420兆円)を突破し、以前の2600倍にも達した。中国メディアは「世界経済の発展構造に深い影響を及ぼしている」と誇示した。

中国網は「上海洋山港埠頭では各国の特産品を満載した貨物船が次々と接岸する。輸入品は中国の一般人の衣食住をますます豊かにする」と報道。「新疆のホルガス税関では中国製品を満載した列車が西に向け発車する。輸出品は各国の人々に、よりコストパフォーマンスの高い消費の選択肢を与える」と伝えた。

過去を振り返ると、中国の貿易発展の成果が得難いものであることをより実感できる。中国の1950年の貿易額は11億3500万ドル(現レートで約1612億円)のみで、輸出品の80%以上が初級製品だった。国は食糧輸出により外貨を得て、外国から不足している工業設備および原料を輸入するしかなかった。当時の中国は国際貿易市場における地位が低く、強みに欠け、発言権などなかった。

時は流れ、75年の切磋琢磨(せっさたくま)と前進を経て、中国はその名に恥じない貿易大国になった。今日の中国の国際貿易構造における力と地位を最も直観的に示すのはデータだ。

貿易規模が持続的に拡大。中国の2023年の貿易額は5兆9400億ドルで、うち輸出額は3兆3800億ドルで国際市場の14.2%のシェアを占め、15年連続で世界一を維持した。輸入額は2兆5600億ドルで国際市場の10.6%のシェアを占め、15年連続で世界2位を維持した。

貿易構造は持続的に最適化。初級製品の大量輸出により工業品を輸入する受動的な状況は早くも覆され、ハイテクかつ高付加価値でグリーンな製品で世界市場をけん引している。「新御三家」製品(電気自動車、リチウム電池、太陽電池)の輸出額は23年に30%弱増え、1兆600億元に上った。新業態が力強く発展し、越境EC貿易額が通年で15.6%増となった。

貿易パートナーもより多元的になった。中国と新興市場の貿易関係がより緊密になり、貿易構造のバランスが改善されている。

習近平総書記を中心とする新指導部が発足した12年11月の第18回共産党大会以降、中国の高基準自由貿易区ネットワークが持続的に拡大。自由貿易パートナーとの貿易額が貿易額全体に占める割合が3分の1に上った。23年には中国と「一帯一路」共同建設国との貿易額が占める割合が46.6%に達し、対ラテンアメリカ貿易額は6.8%増、対アフリカ貿易額は7.1%増となった。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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