2024年9月10日、韓国・釜山日報によると、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が「日韓間の協力事業と政府間の対話を滞りなく進め、国民が日韓関係改善の効果を体感できるようにしてほしい」と求めた。

記事によると、尹大統領は同日行われた国務会議で「今回（6日）の日韓首脳会談を機に締結された『在外国民保護協力覚書』と人的交流拡大のために推進することを決めた出入国の簡素化措置が、日本を訪れる韓国国民の安全と便益を大きく増進させる」として上記のように述べた。

また、尹大統領は「今回の会談で私と岸田首相は、昨年3月の日韓関係復元から大きく変わった両国関係と協力の成果を振り返った」とし、「これまでに12回の首脳会談を行い、断絶されていた政府間協議体は全て復元された」と説明した。

さらに「外交、国防、経済、最先端技術、人的交流など多様な分野で両国間の協力が活発に行われた」とし、「半導体分野では輸出規制が解除され、戦略物資の輸出優待措置であるホワイトリストが復元された」「8年ぶりに日韓通貨スワップが再開され、経済安全保障対話と水素協力対話が新設されてサプライチェーンと最先端技術分野で両国の協力は活気を帯びている」などと強調。「こうした前向きな流れが続き、両国の人的交流も過去最高水準の年間1000万人超の達成を目前にしている」と評価した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「出入国の簡素化と国民の安全に何の関係が？」「日本人が韓国の地を自国の地のように歩き回ることが国民の安全なの？」「近い将来、日本人が旭日旗を持って独島（竹島の韓国名）に来て記念撮影する姿を見ることになるだろう」「今日も一日一親日。国内の問題はそっちのけで日本のことばかり」「朝鮮総督に任命された？この国はもう少しで日本と統一されるのでは」「尹大統領にとって外国は日本だけなの？他の国もあることを知らないの？外交が分からないならじっとしていることが国のため」「おかげで南北関係は最悪だ」など冷ややかな声が寄せられている。（翻訳・編集/堂本）