このほど香港の街角で撮影を行う女優アンジェラベイビー（楊穎）の姿が一般の人々に目撃され、その様子が過去のモデル時代に戻ったようだと、中国のSNS・微博（ウェイボー）でも話題になった。

アンジェラベイビーについては昨年秋以降、芸能活動を制限されていることがたびたび話題に。事の発端は昨年9月、韓国のガールズグループ・BLACKPINK（ブラックピンク）のリサがフランス・パリの老舗キャバレーで出演したショーに足を運んだことが、ポルノ産業の発揚になるとネット上でボイコットの声が高まったのがきっかけだった。その後、ウェイボーではアンジェラベイビーの公式アカウントに「発言禁止」の表示が登場。イメージキャラクターを務める企業の広告も軒並み削除され、レギュラー番組からも姿を消す事態となった。

今年2月に「発言禁止」の表示が消えて復帰したものの、現在までに目立った活動がないが、香港でたびたび姿を見せている。このほど、ストリートアートが観光客を集める人気スポットで撮影を行う様子が目撃され、ミニスカートにハイソックスのファッションも話題に。その装いや決めポーズがまるで14歳でデビューした当時のようだとウェイボーでも指摘され、「#デビュー当時のアンジェラベイビーかと思った」が注目トピックに登場した。

13歳で上海から香港へ移住し、モデルデビューしたが、今回の封殺の影響が拭いきれないことで、今後は原点に戻って香港に拠点を移すのではないかとの見方もある。また昨年、アンジェラベイビーと共に封殺対象となった女優チャン・ジャーニー（張嘉倪）は、現在もウェイボーのアカウントで「発言禁止」状態が続いている。（Mathilda）