中国の習近平国家主席は北京市内の人民大会堂で6日午前、中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットに出席するために中国を公式訪問中のコンゴ共和国のドニ・サスヌゲソ大統領と会談しました。

習主席はコンゴ共和国の中国・アフリカ協力フォーラムのアフリカ側共同議長国への就任を祝い、サスヌゲソ大統領は今回のサミットの成功に重要な貢献をしたと讃えました。習主席は、アフリカ諸国との団結と協力を発展させることは中国の外交政策の重要な礎石であると強調した上で、「コンゴ共和国とともに共同議長国の指導的役割を発揮して、サミットの成果を共に実現させていく。中国とアフリカが手を携えて新時代の全天候型の運命共同体建設を推進していく確固たる決意を国際社会に示す」と述べました。

習主席はまた、「今年は中国とコンゴ共和国の国交樹立60周年だ。双方は両国の伝統的な友情を強固にし、発展させて、中国とアフリカ諸国の関係の手本になるべきだ」と述べ、両国が運命共同体構築の旗手、「一帯一路」共同建設の先鋒、民心が相通じる模範、団結と協力の手本となる「4つの役柄」を務めることを提案しました。さらに、「中国はコンゴ共和国とともに、平和共存五原則を発揚し、グローバルガバナンスなどの分野での国際協力を強化して、広範な発展途上国が目指す発展と振興のためにより有益な国際環境づくりに取り組むことを願う」と述べました。

サスヌゲソ大統領は、「国交を樹立して60年来、両国関係は一貫して良好な発展を維持してきた。多くの中国企業が漁業、鉱業、エネルギー、インフラなどのプロジェクトに参加することで、コンゴ共和国の経済や社会の発展が促進された」と述べ、「コンゴ共和国は一つの中国の原則を厳守する」と強調しました。サスヌゲソ大統領はアフリカの発展に多大な支援を提供してきた中国に感謝の意を示した上で、「中国と緊密に協力して、今回のサミットの成果を実現させ、高いレベルのアフリカ・中国運命共同体の構築を推進していく」と表明しました。（提供/CRI）