<バスケ>判定に不満のチームが途中で試合放棄の異常事態、観戦していた小学生はぼうぜん―中国

Record China    2024年9月4日(水) 15時0分

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中国で開催中の男子バスケットボールの大会で、審判の判定に不満を抱いたチームが試合を放棄する出来事があった。

中国で開催中の男子バスケットボールの大会で、審判の判定に不満を抱いたチームが試合を放棄する出来事があった。

騒動は3日に行われたU-21(21歳以下)と中国大学リーグ(CUBAL)の4強同士の対抗戦の、中国鉱業大学と天津チームの試合で起きた。天津が101-95でリードした第4クオーター残り1分39秒、天津にフリースローが与えられた場面で、中国鉱業大学の監督が判定に猛抗議。審判に「彼ら(天津チーム)を勝たせないといけないことになってるんだろう?」と暴言を吐き、テクニカルファウルを受けた。

その後、試合が再開されるも、監督に言い含められた中国鉱業大学の選手たちは動こうとせず、ボールを保持してもコート中央付近の床に置いて渡す異常事態に。異変を感じた天津チームの選手らも攻撃に行かず、立ち止まってドリブルしたままショットクロックを使い切るなど、時間を消化する展開になった。実況は困惑したように「試合時間はまだ1分余りありますが、すでに試合結果を受け入れたようです」と語った。

バスケットボール専門記者の賈磊(ジア・レイ)氏はこれについて、SNS・微博(ウェイボー)で「これ以上ないほどの気まずい一幕」と表現。中継で観客席にいた大勢の小学生たちがぼうぜんとする様子が映っていたたことに触れ、「こんな試合を見せられた子どもたちは何を思うだろうか」とつづっている。

なお、ネットユーザーからは「監督の行動は問題だが、あれはファウルじゃないな」「国際試合で中国人審判がいない理由を考えてみよ」「中国の審判改革はまったなしだ」など、審判側の資質に問題があるとの声がある一方、「見えにくいが確かに引っ張っている(判定は妥当)」「不満があるとすぐに試合放棄するのはひどいな」「厳しく罰するべき」「誤審で試合放棄するくらいなら、最初からスポーツなんてするな」との厳しい意見も少なくなかった。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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