中国の世界かんがい施設遺産が4件追加され38件に

CRI online    2024年9月3日(火) 16時50分

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中国の世界かんがい施設遺産が4件追加され38件になりました。

オーストラリアのシドニーで開催されている国際かんがい排水委員会(ICID)第75回国際執行理事会は北京時間3日午前に2024年(第11回)世界かんがい施設遺産リストを発表しました。同リストには中国の新疆ウイグル自治区トルファンのかんがい用の地下水路であるカーレーズ、共同申請による安徽省黄山市徽州県の小型ダムを含む用水路の堨壩と江西省上饒市婺源県の石材を用いた堤防や堰の石堨、陝西省安康市漢陰県の鳳堰棚田、重慶市秀山トウチャ族ミャオ族自治県の巨豊堰の4カ所も選ばれました。

中国の世界かんがい施設遺産は4件が追加されたことで計38件に達しました。中国は世界かんがい施設遺産の種類が最も豊富で、分布が最も広く、かんがい効果が最も際立つ国です。

中国ではカーレーズの歴史が長く、地域の特色を持つ水利かんがい施設で、新疆トルファン地区はカーレーズが最も密集する地域です。トルファンには現在、1200本余りのカーレーズが残されています。

安徽省黄山市徽州区と江西省婺源県は歴史上、いずれも徽州の管轄下にあり、石積みの用水路による水利施設が数多く残されています。中でも、最も古い鮑南堨には1697年の歴史があり、新安江地域で文字による記録が残る最古のかんがい施設です。

鳳堰棚田が残る漢陰県は陝西省南部にある漢文化発祥地の一つであり、かんがい面積は約3467ヘクタールに達します。

秀山巨豊堰は清乾隆32年(1767年)に建設された、重慶市秀山トウチャ族ミャオ族自治県で歴史が最も長く、最も完全に保存され、今も農業用水利に貢献している施設です。(提供/CRI

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