Record China 2024年9月5日(木) 5時0分
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中国メディアの観察者網は3日、世界の折り畳みスマートフォン市場について伝える記事を掲載した。
記事が取り上げたのは、市場調査会社カウンターポイント・リサーチがこのほど発表した2024年第2四半期(4~6月)の世界折り畳みスマートフォン出荷台数に関する報告書。
それによると、出荷台数は前年同期比48%増で、中国が市場の成長を引き続きけん引し、出荷台数全体の半分以上を占めたが、西欧、アジア(中国、インド、韓国を除く)、中南米でも大幅な市場拡大がみられた。
HONOR(オナー)が初めてサムスンを抜いて西欧でトップの座を獲得し、同地域の競争環境に大きな変化をもたらした。
オナーの世界出荷台数は前年同期比455%増で、全ブランド中最大の前年同期比成長率を記録した。折り畳んだ時の厚さが10ミリ未満の超薄型Magic V2は、中国以外の市場で出荷台数が最多のブック型端末となった。
西欧は主要地域の中で第二の市場に成長し、オナー、サムスン、モトローラ、OPPO(オッポ)、さらにはグーグルなどのブランドが激しく競争している。これらのブランド間の競争の激化が市場の成長の主な原動力となっている。
モトローラは北米と中南米で市場シェアを最大化した。razr 40シリーズの好調な業績にけん引され、中南米で前年同期比458%増を記録し、欧州、アジア、その他の市場でも出荷台数が大きく増加した。
中国以外の市場はかつてサムスンがほぼ独占していたが、今では各ブランドの激しい競争の場となっている。オナーとモトローラは24年上半期に大きな成功を収め、後継機種であるMagic V3とrazr 50シリーズをそれぞれリリースしている。Xiaomi(シャオミ)とvivo(ビボ)も今年、中国以外の市場で折り畳みスマホをリリースした。サムスンは24年第3四半期(7~9月)に新型Z6シリーズをリリースし、世界トップの座を取り戻すと強く期待されているが、競争が激化することで市場シェアは前年同期比で大幅に低下する可能性が高い。(翻訳・編集/柳川)
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