空中消火機「新舟60」が正式に引き渡し―中国

人民網日本語版    2024年8月28日(水) 18時40分

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空中消火機「新舟60」2機が26日、陝西省西安市で応急管理部に正式に引き渡された。

中国航空工業集団が独自に研究開発・設計した空中消火機「新舟60」2機が26日、陝西省西安市で応急管理部(緊急事態管理省)に正式に引き渡された。新華社が伝えた。

「新舟60」は独自の知的財産権を持つ中・大型固定翼緊急救援機で、最大搭載水量は6トン、最大輸送人員は28人、最大貨物輸送重量は3.7トン。放水・消火、火災監視、通信・指揮、人員輸送、物資輸送など複数の機能を一体化し、迅速な対応や複雑な地形での作業といった強みがある。

「新舟60」の苗志敏(ミャオ・ジーミン)チーフデザイナーは、「プロジェクトチームは2021年の型式開発以来、火災検知システムと正確な放水サポートシステムを革新的に開発し、中・大型固定翼機の放水安定操作空気動力学的特性設計や、加圧タンク式重力放水システム設計など、複数の中核重要技術のブレークスルーを達成した」と説明した。

応急管理部の統一的な管理の下、「新舟60」は2023年10月と24年3月に航空緊急救助総合実戦訓練と四川雅江消火実戦科学研究検証任務を無事完了し、今後の緊急救助任務のための貴重な実戦経験を蓄積した。

苗氏は、「新舟60は将来的に航空緊急救助の重要な力として、森林・草原の火災防止・消火や人員・物資輸送などの面で重要な役割を果たし、生態環境と人々の生命と財産の安全を守る力強いサポートを提供する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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