モンゴルの「国熊」ゴビヒグマ、中国で初めて発見

CRI online    2024年8月28日(水) 20時20分

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新疆ウイグル自治区で野外科学考察を実施している中国林業科学研究院の専門家はこのほど、同自治区伊吾県で生息しているゴビヒグマを初めて発見しました。

新疆ウイグル自治区で野外科学考察を実施している中国林業科学研究院の専門家はこのほど、同自治区伊吾県で生息しているゴビヒグマを初めて発見しました。新疆でゴビヒグマが発見されたのは今回が初めてです。

ゴビヒグマはヒグマの亜種または一群で、世界で唯一砂漠のゴビ地帯に生息するクマ類です。主に植物を餌とし、モンゴルでは「マザーライ」と呼ばれる「国の宝」で、その位置付けはわが国のジャイアントパンダに相当します。現段階の研究によると、ゴビヒグマはモンゴル南西部のグレートゴビA厳重保全地域にのみ生息しています。その個体数はわずか50匹余りで、絶滅危惧種の中でも最も絶滅の恐れが高い「深刻な危機」に相当する希少動物です。

同研究院の専門家は、地元林業草原部門が集めたゴビヒグマとみられる写真と動画の調査を進め、これらの写真と動画はモンゴルグレートゴビA厳重保全地域と国境を接する下馬崖郷で撮影されたことが分かりました。その後、形態学的鑑定と科学研究機関のゴビヒグマ研究専門家の再確認を経て、ゴビヒグマであることが確定されました。

地元の林業草原部門によりますと、2020年から下馬崖郷に現れるヒグマが撮影されており、その場所はモンゴルとの国境からわずか20キロ離れたところです。伊吾県とモンゴルグレートゴビA厳重保全地域が接する地域の自然条件は、ゴビヒグマの生息地と似ており、ゴビヒグマが繁殖する生息地としての環境が整っています。(提供/CRI

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