【CRI時評】ゾウの群れの「散歩」の背後にある中国の緑の物語

CRI online    2024年8月28日(水) 14時20分

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ゾウの群れが無事に帰ったという話が伝えられるたびに、世界中で話題になった。

中国雲南省シーサンパンナのアジアゾウがこのほど再び群れになって「散歩」した。42頭のゾウは、現地の警察官と監視員が見守る中、道中遊び戯れ、無事に保護区に戻った。これは3年前の出来事を想起させる。15頭のアジアゾウが生息地から北上し、4カ月後に人類の助けと導きの下で帰った。ゾウの群れが無事に帰ったという話が伝えられるたびに、世界中で話題になった。

ゾウが「外出」中に人間の作物を食べてしまったらどうするのか。動物が起こした「事件」にも保険が適用される。雲南省が初めて創設した野生動物公衆責任保険制度は2023年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(CITES)事務局によってモデルとして挙げられた。シーサンパンナアジアゾウ保護管理センターの熊朝永副主任によると、現地では、多くの関係者の努力の結果、人とゾウの関係はますます調和が取れ、人々は自発的にアジアゾウを保護するようになり、「海外の同業者がここを訪れるたびに、私たちの施設や人員、資金の配置およびゾウの野外適応訓練のプロフェッショナリズムに賛辞を送る」という。

これは中国の生態系保護の縮図だ。中国では生態系保護が人々の心の中に深く入り込んでいる。先ごろ招集・開催された中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、生態文明の体制改革の深化に対して特別な配置を行い、生態環境ガバナンス体系の健全化を打ち出し、生物多様性保護活動協調メカニズムの強化を図った。事実、生態環境の保護とは生産力の保護であり、生態環境の改善とは生産力の発展だ。

グリーン発展は中国の質の高い発展の基調色だ。三中全会はグリーン・低炭素発展メカニズムの健全化を打ち出した。中国は7月末、「経済・社会発展の全面的なグリーン転換の加速に関する意見」を発表し、初めて全面的なグリーン転換に対して系統的な配置を行った。一連の政策による統一的推進の下で、中国の大地は緑に満ちている。

「緑の山河は金山・銀山にほかならない」。中国が追求するのは人と自然が調和・共生する現代化だ。この過程において、緑の山河の「エコ度」と人民生活の「幸福指数」は共に上昇する。中国は今後、世界の発展にさらに多くの「グリーン」をもたらし、グローバルな生態ガバナンスにさらに多くの中国の案を示していく。(提供/CRI

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