貴州省貴陽市、新たなチャンスをつかみデータを生かす―中国

人民網日本語版    2024年8月28日(水) 20時30分

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貴州省貴陽市ハイテク区の貴陽ビッグデータ取引所に足を踏み入れると、巨大なLEDディスプレーに取引所のリアルタイムの取引額と新規入居エンティティの数が表示されていた。

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貴州省貴陽市ハイテク区の貴陽ビッグデータ取引所に足を踏み入れると、巨大なLEDディスプレーに取引所のリアルタイムの取引額と新規入居エンティティの数が表示されていた。わずか1時間の間で取引額は1万元(約20万円)単位で増加していた。人民網が伝えた。

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データ価値化の新たなチャンスをつかむべく、2015年に中国初のデータ流通・取引の場である貴陽ビッグデータ取引所が設立され、21年には最適化・高度化が行われ、全国に先駆けデータ要素市場の育成を模索していた。ここ数年にわたり、同取引所はサービス方法を何度も革新し、安全で効率的なデータ流通・取引モデルを徐々に形成した。

データ取引をより安全にするにはどうすべきか。同取引所は22年5月27日に中国初となるデータ取引ルールを発表した。流通取引ルール、コンプライアンス審査、セキュリティー評価、コスト評価、価格評価、資産価値評価、プラットフォーム運営・管理、データベンダーの参入の8つの面から規範化を行い、データ取引フルプロセスサービスシステムを構築した。

貴陽市ハイテク区に位置するビッグデータ取引所

より安心してデータ取引を行えるようにするにはどうすべきか。同取引所は国家発展・改革委員会価格モニタリングセンターの指導を受け、中国初となるデータ製品取引価格計算器のオンライン化に成功した。データ製品に信頼できる価格帯を提供し、企業がコストの観点から取引を行いやすい参考となる。

データ取引の心配をなくすにはどうすべきか。同取引所は複数分野のデータ専門エリアを構築し、データ取引をさらに垂直化させた。現在、同取引所は、気象データ、電力データ、通信データ、水文データ、移動データ、農村振興データ、交通データ、地理情報データ、行政データ開放、政務ビッグデータ、アリデジタルテクノロジーサービス、計算力資源、高品質データセットの計13のデータ専門エリアをリリース・運営しており、データ取引市場の発展をさらに推進している。

22日現在、同取引所の取引市場に入居するエンティティーは計1466社あり、取引額は累計53億800万元(約1061億6000万円)。同取引所の今年の新規取引額は29億4400万元に達し、すでに23年の年間新規取引額を上回り、成長傾向が顕著だ。


貴州を拠点に、中国全土に寄与する。同取引所は現在、海南省、成都市、温州市、厦門市の4地域及び省内の9市・州にデータ取引推進サービス拠点を設置している。顧客にデータ取引コンサルティング、データコンプライアンス評価、データセキュリティー評価、人材育成などの第3者専門サポートサービスを提供している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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