尖閣めぐり問題発言、NHKの対策に中国メディア「本当のことを話すのを防止」

Record China    2024年8月26日(月) 12時0分

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NHKの国際放送で中国籍の外部スタッフが「尖閣諸島は中国の領土」などと不適切な発言を行った問題をめぐるNHKの対策について、中国メディアは「アナウンサーが本当のことを話すことを防止」と報じた。

NHKの国際放送で中国籍の外部スタッフが「尖閣諸島は中国の領土」などと不適切な発言を行った問題をめぐるNHKの対策について、中国メディアは「アナウンサーが本当のことを話すのを防止」と皮肉交じりに報じた。

19日に同局で放送された短波ラジオなどの国際放送とラジオ第2放送の中国語のニュースで、日本語の原稿を翻訳して読んでいた中国籍の外部スタッフが「尖閣諸島は中国の領土」などと原稿にはないことを発言した。

発言したのは40代の男性スタッフで、NHKは関連団体を通じてこの男性と業務委託契約を結んでいた。関連団体は騒動後、この男性スタッフと契約を解除すると表明。同スタッフは2002年からNHKの中国語関連の業務を担当していたという。

NHKは再発防止策として、ラジオ国際放送の中国語のニュースは20日から事前に収録して放送している。

中国メディアの観察者網は25日、「アナウンサーが本当のことを話すのを防止」と題し、NHKの事前収録について伝えた。

中国のネットユーザーからは「日本人は本当のことを言われて慌てふためいている」「本当のことも言わせないテレビ局など潰れてしまえばいい」「発言を阻止しても同胞の愛国心を阻止することはできない」「彼はその後大丈夫なのか。非常に心配だ」「日本って自由な国ではなかったのか?」「22年も(日本で)仕事をしたのだから、そろそろ勇退していいよ」といった声が上がった。

また、中国の「治安管理処罰法」(改正案)で「中華民族の感情を傷つける行為」が処罰対象に含まれるとの報道があったことと関連して、「『日本人民の感情を著しく傷つけた』から処罰されたのだな」「どこかの国と似てるな」「(日本は)われわれの国に学んだのだろう」などのコメントも少なくなかった。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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