Record China 2024年8月24日(土) 9時0分
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華字メディアの中文導報は22日、「中国人の訪日意欲が高まっている」として、中国人を対象に実施された調査結果を紹介した。
記事はまず、「日本政府観光局(JNTO)が発表した最新資料によると、7月の訪日外国人客は前年同月比41.9%増の329万2500人に達し、2カ月連続で単月の過去最多を更新した」と述べ、中国は77万6500人で国・地域別トップに再び躍り出たと説明。その上で、中国人生活者を対象とする調査で訪日意欲の高まりが見られたことを伝えた。
記事が紹介したのは、博報堂DYホールディングスの研究開発部門のマーケティング・テクノロジー・センターと中国・美団の広告部門Solid Bitによる「インバウンド予報調査(第3回)」で、3カ月後の訪日意欲を表す「インバウンド予報指数」については8月(調査は今年5月)は83.2点で2023年6月の81.1点より上昇したこと、特に訪日経験が1回の層で9.4ポイントアップしたことを伝えた。
また、訪日経験がある層の今後の訪日目的は「高級レストランを体験する」が73%、「大衆料理を楽しむ」が70%、「温泉入浴」が68.5%、「旅館に宿泊」が66.8%、「四季の体感」が66.8%、「自然・景勝地の観光」が66%となり、いずれも「買い物」(60.2%)を上回って依然「体験重視」の結果が出たことを紹介。この他、過去の訪日時の経験と比べると「高級レストラン体験」や「舞台・音楽鑑賞」、「スキー・スノーボード」「スポーツ観戦」「治療・健診」は5ポイント以上アップし、特別な体験に対する関心が高まりつつあることが示されたとも伝えた。
記事はこれに続けてEnjoy Japanが23年4月に発表した海外旅行に関する意識調査の結果を紹介。同調査は中国人1140人に対して行われたもので、記事は「行きたい国」で日本は圧倒的人気を誇ったとした他、訪日旅行の目的では53.3%の人が「買い物」を選んだことを伝え、「今回のインバウンド予報調査は中国人の訪日目的が変化していることを示している」と指摘した。
記事はその一方で、「ショッピングを楽しむ」と「いろんな体験を楽しむ」の対となる項目で前者を選んだ人は56.4%と前回調査より17.3ポイントアップしたことも伝えている。(翻訳・編集/野谷)
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