中国「トイレ革命」で女性に配慮、駅トイレの個室の割合「男女1:2」に―香港メディア

Record China    2024年8月23日(金) 8時0分

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香港メディアの香港01は22日、中国で進められている「トイレ革命」が女性への配慮を拡大しており、駅トイレの個室の数の男女比に関する規定まで登場したことを報じた。

香港メディアの香港01は22日、中国で進められている「トイレ革命」が女性への配慮を拡大しており、駅トイレの個室の数の男女比に関する規範が登場したと報じた。

中国では2015年から「トイレ革命」が始動し、各地のトイレの衛生環境等の改善を目指しているが、中国・国家鉄路局がこのほど発表した「鉄道旅客駅設計規範」(以下、規範)では男子トイレと女子トイレの数の問題にまで言及されている。

新版の「規範」では、個室トイレの数(男子トイレの小便器は含まず)について、男女の比率が1:2になるようにすべきとされている。また、人が最も密集した場合を想定した数字である「100人当たり個室2.5個」を基に、駅待合所の男子トイレは(100人当たり)個室3つ以上、女子トイレでは同4つ以上を設置すべきとされた。

待合所以外のトイレでは、男子トイレで個室1つ以上、女子トイレで2つ以上が基準とされ、すべてのトイレに1つ以上の洋式トイレを設置することが推奨されているほか、男子トイレではしゃがみ式(和式)と洋式トイレ(個室)の合計を下回らない数の小便器を設置すべきとも記されている。

記事はこの新たな規範について、「女子トイレの数の不足および男女トイレの比率の不合理などの問題を解決し、女性のトイレ利用における権利を保護するためのものであることは間違いない」と指摘。中国のネット上でもこの規範を支持し、その他の公共の場でも男女のトイレの比率を調整すべきとの意見が相次いだことを伝えた。

また、中国メディアも「駅や観光地、商業施設などの女子トイレに長蛇の列ができることが長年の問題で、公共の場所での女性のトイレ利用難の問題を解決するもの」と伝えていることを紹介。先日、上海ディズニーランドでトイレに行くために列を離れた女性が「制限時間」の20分以内に列に戻ることができずに並び直しを指示され号泣したケースを挙げ、「女性のニーズが十分に考慮されておらず、人が多い場所ではどこでも起こり得る問題になっている」と論じた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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