四川省の高速道路「通行券発行ロボット」運用開始、通行効率が10%近く向上―中国メディア

人民網日本語版    2024年8月22日(木) 18時30分

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四川省初の高速道路入口人工知能ロボットアーム「通行券発行ロボット」と出口マルチセルフ決済システムがこのほど、巴広渝高速道路の協興料金所で運用開始された。

四川省初の高速道路入口人工知能(AI)ロボットアーム「通行券発行ロボット」と出口マルチセルフ決済システムがこのほど、巴広渝高速道路の協興料金所で運用開始された。四川省の高速道路でAIロボットアーム「通行券発行ロボット」を応用したのはこれが初めてとなる。人民日報が伝えた。

同システムはレーザーセンサーと動画AI設備を通じ、車高、窓位置、車両の停車距離をスマートに感知するとともに、ロボットアームを駆動し通行券をドライバーの前に正確に届けることで、券を取る高さと距離へのスマートな自己適応を実現する。停車場所がランダム、通行券を取るのが困難、車高が異なるといった従来のカード発行方法では処理が難しい複数の難題を解決した。

データによると、ロボットの運用開始により入口の車両の通過ペースが人による発行より1−2秒短縮され、通行効率が10%近く向上した。出口のロボットは上下2つのトレーを採用し通行券を受け取り、ベルトコンベアにより高速道路の複合通行券を回収し読み取る。ドライバーは券をトレイに置くだけで、券の収集と読み取りを速やかに実現できる。

AI通行券発行ロボットは先進的な画像認識・AI認識設備を採用しており、ナンバープレートと車種の二次検証を行い、より正確にナンバープレートと車種を識別し、料金徴収のミスと徴収漏れを回避できる。過積載・限度超過の取り締まりといった複数種類の機能を融合させており、特殊な状況の処理を容易にしている。システムはさらにETC機能を統合し、ETC搭載車の停車なしの通過に対応している。

さらにAIスマート通行券発行ロボットは特殊な状況への対応の面でも優位性を見せている。ドライバーは設備の「ヘルプ」ボタンを通じ、バックエンドのサービス担当者と双方向のビデオ通話を行える。リモートで各種問題を解決することができ、通行効率を効果的に高める。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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