人民網日本語版 2024年8月21日(水) 22時30分
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デリバリー配達員だった羅錫坤さんは以前、保温保冷バッグをバイクに乗せて、商品を少しでも速く客の元に届けようと、広東省深セン市宝安区のオフィスビルの周りをバイクで走り回っていた。
デリバリー配達員だった羅錫坤さんは以前、保温保冷バッグをバイクに乗せて、商品を少しでも速く客の元に届けようと、広東省深セン市宝安区のオフィスビルの周りをバイクで走り回っていた。新華社が報じた。
そんな羅さんは2022年に転機を迎える。勤めていたデリバリー会社がドローン配送業務を拡大。子供の頃から機械いじりや操作などが好きだった羅さんは、1000人以上のデリバリー配達員の中から、ドローン操縦士の候補に選出された。トレーニングを経て、中国民用航空局の「民用ドローン操縦資格」の試験に見事合格し、「ドローン操縦士」になった。
ドローンの応用により、配送のスピードが加速し、消費者の購入体験はさらに向上している。羅さんは現在、会社で飛行運営業務を担当し、ドローンのテストや、航路情報収集などの業務を行っている。羅さんは、「ドローンが飛行する場所をじっくりと調査して、ドローンの飛行安全性に対する環境の影響を最小限に抑えると同時に、緊急事態が発生した場合、システムが直ちにドローンを安全な場所に着陸させることができるようにしている」としている。
ドローン操縦士は2019年に中国人的資源・社会保障部(省)が発表した新職業の一つとなった。ドローン操縦士が新職業となったことは、テクノロジーイノベーションや産業のモデル転換が勢いよく進んでいることを反映している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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