中国、飛行機に代わる超高速鉄道の実現にまた一歩近づく―仏メディア

Record China    2024年8月22日(木) 7時0分

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20日、仏RFIは、中国が飛行機に代わる超高速鉄道の実現に向けて再び少し前進したと報じた。

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2024年8月20日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国が飛行機に代わる超高速鉄道の実現に向けて再び少し前進したと報じた。

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記事は、山西省大同市にあるリニアモーターカー実験施設で今月上旬、「リアルな人間のサイズ」の模型を乗せた超高速走行試験が行われたと紹介。試験は専用設計の格納容器内に作った長さ2キロのトンネルで行われ、時速620キロ以上の速度を実現したと伝えた。

また、実験を進めている新型リニアの設計速度は飛行機の巡航時速約900キロを上回る時速1000キロとなっており、実現すれば約1500キロ離れた北京市と上海市をわずか1時間半で結ぶことができるようになると説明。プロジェクトを担う中国航天科工集団のエンジニアたちが現在、車輪と軌道の間の摩擦力や、車体上の空気抵抗という軌道交通が直面する二つの大きな問題を解決する超高速鉄道技術の開発に取り組んでおり、新たな技術競争市場の一角を占拠しようとしていると紹介した。


記事はさらに、超高速鉄道をめぐっては米テスライーロン・マスクCEOが2013年に真空チューブ鉄道「ハイパーループ」の構想を打ち出して世界各地のエンジニアや投資家の想像力を引き立てたと紹介する一方で、このプロジェクトは10年経った現在も実用化の兆しは見えず、システム開発を担っていたハイパーループ・ワン社が昨年末に事業閉鎖されてプロジェクトが事実上頓挫したと見られることを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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