高級フラッグシップモデルが発売日に米国とカナダのアマゾンで売上ランキングのトップに躍り出た。新製品が発売日当日にイタリアのアマゾンのロボット掃除機売上ランキングで1位になった……中国・深セン市にある雲鯨智能創新（深セン）有限公司のロボット掃除機が、海外の多くの家庭で大人気の商品になっている。

今年1-7月、このスマート家庭用掃除家電に特化した企業の海外事業の売上高が前年同期の8倍近くとなり、販売先の海外市場は前年の9カ国・地域から約30カ国・地域に拡大した。

同公司の創業者である張峻彬氏は、「当社は3次元知覚、大規模AIモデル、両眼立体視技術、ビッグデータの応用など、複数の分野で独自イノベーションを堅持し、技術の特許出願件数は累計1000件を超えた。長期にわたって積み上げてきた技術的優位性をよりどころに、更に多くの海外市場への進出をサポートしている」と説明した。

トップクラスの技術の蓄積、充実した製品ラインナップ、新しいタイプの販売チャンネル……これこそが中国の対外貿易のみなぎる活力を絶えずかき立てる原動力だ。

税関総署のまとめたデータによると、今年1-7月に、中国の輸出入総額は同期の過去最高を更新した。物品貿易輸出入総額は同6．2％増の24兆8300億元（約506兆6000億円）に達した。そのうち輸出は6．7％増の14兆2600億元（約291兆円）、輸入は5．4％増の10兆5700億元（約215兆6000億円）。7月の輸出入額は前年比も前月比も成長し、前年比成長率は4カ月連続で5％以上をキープした。

新たな質の生産力の発展が、中国の対外貿易の競争力をますます高めている。五輪関連のスポーツ用品から多機能の電子製品まで、スマート「グリーン」船舶からトップクラスの性能の集積回路まで……、著しい産業チェーン・サプライチェーンの競争上の優位性、力強いイノベーションの原動力、有力な政策による支援は、中国の対外貿易が国際競争力を日増しに高め、ハイテク・高付加価値製品を急速に増やし、海外市場でますます人気を集めるようになっている。

今後は、改革措置が着実に細やかに実施され、対外貿易安定の政策措置が持続的に効果を現し、対外貿易の新たな原動力の育成が加速するのにともなって、企業経営の活力がさらに増強され、中国の対外貿易は安定傾向の中で好調さを維持していくことになる。（提供/人民網日本語版・編集/KS）