中国の2024年夏休み枠（6～8月）の映画興行収入（前売りを含む）が17日午後11時の時点で100億元（約2060億円）を突破し、上映規模、観客構成、興行収入に占める中小都市の割合など、多くのデータがいずれも伸びを示しています。

中国では、2024年夏休み枠の映画は現時点ですでに前年同期比10．9％増の3400万回以上上映されており、過去最高を記録しています。上映映画館は前年同期比4．6％増の1万2515店で、同時期の上映映画館数の最高を更新しました。

また、来館者の構成面でも新たな傾向が見えてきました。2024年夏期シーズンの来館者のうち、25歳以下の若者の割合は現時点で22．0％と、前年同期の21．3％を小幅に上回りました。家族連れの映画鑑賞需要がより顕著な40歳以上の来館者の割合は16．8％で、前年同期の15．3％を明らかに上回っており、長年連続して増加傾向を保っています。

さらに、この期間中、多くの映画館が映画鑑賞の新モデルを積極的に試みています。2024国家大劇院国際オペラ映画展は全国24都市の300余りの映画館で上映され、各地の観客に国内外の有名芸術機関が撮影・制作したオペラ映画、京劇映画、デジタル演劇、音楽ドキュメンタリーなどの素晴らしい作品を届けています。一部の映画館では、アフタヌーンティーを楽しみながらの映画鑑賞など、映画鑑賞と消費スタイルの新たな試みを打ち出しています。（提供/CRI）