シンガポール華字メディアの聯合早報によると、中国卓球協会は17日、スポーツ界における違法な「ファンサークル」活動を取り締まる当局の取り組みを強く支持する姿勢を表明した。

中国卓球協会は声明で、このような活動はチームのトレーニングや競技を著しく妨害し、選手やコーチ、管理スタッフの仕事や生活、家族に悪影響を及ぼし、重大な社会的損害も引き起こしているとし、オンライン上やその他の公共の場でチームやそのメンバーに対して行われたあらゆる誹謗中傷や名誉毀損、その他の悪意ある攻撃について法律に則って証拠を収集し、関与した組織や個人に対して法的措置を取ると表明した。

3日のパリ五輪卓球女子シングルス決勝は陳夢（チェン・モン）と孫穎莎（スン・インシャー）の中国勢対決となり、SNSには勝利した陳を中傷する孫のファンによるものとみられる書き込みが相次いだ。

北京市公安局は、孫やコーチに対する中傷的なメッセージをSNSに投稿した29歳の女を逮捕したことを発表した。

公安部は15日、この女の事件を含む4件をスポーツ界における違法な「ファンサークル」活動の典型として公表し、オンライン上の違法行為を取り締まる努力を継続すると明言した。（翻訳・編集/柳川）