Record China 2024年8月18日(日) 10時0分
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中国ではネットユーザーが、自分は旅客機の操縦室に入ったとする動画を投稿した。該当するのは海南航空(写真)の旅客便とされる。事実ならば乗客を操縦室に入れた乗組員は刑事処罰の対象になる可能性がある。
中国メディアの極目新聞によると、ネットユーザーが、自分は旅客機の操縦室に入ったとする動画を投稿した。動画には、機長のサインが書かれた紙も写っている。同件について取材を受けた民間航空関係者はいずれも、乗務員が乗客を操縦室に入れることは明確な規則違反だと指摘し、社内規則による処罰だけでなく、刑事責任を問われる可能性があると述べた。
投稿された動画により、乗客が操縦室に入った便は、広東省広州を出発して重慶に到着した13日の海南航空HU7341便とみられる。乗客は着陸後に操縦室に入った。極目新聞が同件を海南航空に電話で問い合わせたところ、対応した職員は、情報を会社の関連部門に伝えて調査と確認をした上で、極目新聞に改めて状況を伝えると約束した。
あるベテラン機長は「民間航空全般に関連する規則であれ、航空会社の規則であれ、操縦室に入ってよい者に乗客は含まれない」と述べた。大型航空機による輸送に関連する規則によると、4種類の人物に限って操縦室に入ることが認められている。まず第1種は乗務員で、次に任務を遂行中の行政当局の担当官も立ち入りが認められる。3番目は、運航の安全のために必要または有益と機長が認めて許可した人物で、最後に有効な証明書を保持しており、かつ機長が認めた人物も、操縦室への立ち入りが認められる。乗務員がこれらの条件を満たさない者を操縦室に入れれば、処罰の対象になる可能性がある。
別の航空業界関係者は、投降された動画が事実であれば、乗客を操縦室に入れた乗務員は罰金、飛行停止、繰り上げ退職または解雇の処罰を受ける可能性があり、悪質と見なされれば刑事責任を問われる場合もあるという。(翻訳・編集/如月隼人)
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