中国外相、南シナ海問題における「4つの尊重」示す=「当事国以外は介入すべきでない」―中国紙

Record China    2014年9月8日(月) 17時14分

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7日、人民日報(電子版)によると、中国の王毅外相は、訪問先のオーストラリアで、南シナ海の領有権問題において尊重されるべき4項目を示した上で、「当事国以外は介入すべきではない」との認識を示した。写真は王外相。

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2014年9月7日、人民日報(電子版)によると、中国の王毅(ワン・イー)外相は、訪問先のオーストラリアで、南シナ海の領有権問題において尊重されるべき4項目を示した上で、「当事国以外は介入すべきではない」との認識を示した。

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(1)歴史的事実の尊重

南沙(スプラトリー)の一部島しょをめぐる関係国の領有権争いは歴史が残した問題だ。この問題を適切に処理するには、真実の歴史的経緯と根本的な是非や道理の有無を理解しなければならない。そうすることで初めて、客観性と公正さを保てる。

(2)国際法の尊重

中国は国際法と国際規範の一貫した擁護者であり実践者だ。領有権争いを解決する伝統的な国際法であれ、海洋権益を処理する海洋法条約であれ、中国は今後も、果たすべき責任と義務を遂行していく。

(3)当事国間の直接対話・協議の尊重

これは国家間の紛争を処理する上での慣例であり、国際法の精神にもかなうものだ。「南シナ海行動宣言」にも明記されている。南シナ海における紛争を解決する上で最も効果的かつ実行可能な方法であることは実証済みだ。中国は他の方法には賛同しない。

(4)南シナ海の平和・安定の維持に向けた、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の共通の努力の尊重

中国とASEANは、南シナ海の平和と安定および航行の自由を維持する能力を十分に有している。われわれは域外の国家の合理的関心に理解を示すとともに、域外の国家が南シナ海問題において建設的な役割を発揮することを望んでいる。そうした役割とは「力添え」であるべきであり、「邪魔」であってはならない。(翻訳・編集/NY)

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