人民網日本語版 2024年8月15日(木) 16時20分
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中国は世界最大のフルーツ生産地と消費市場で、フルーツの生産量は世界の約3分の1を占めている。
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中国は世界最大のフルーツ生産地と消費市場で、フルーツの生産量は世界の約3分の1を占めている。輸出入貿易が活発で、世界の6%以上のシェアを占めるフルーツ産業は中国が国際的な競争上の優位性を持つ産業となっている。
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今年上半期(1-6月)、中国産の生のヤマモモが欧州、中東、アメリカ大陸の多くの国で頻繁に姿を見せていた。鮮度保持技術が改善を繰り返したことにより、ヤマモモは海を渡ることができた。
中国のヤマモモ主要生産地の浙江省台州市仙居県では今年、長距離輸送において「標準化」された一連のプロセスが形成された。オーダーメイドのパッケージ「アイスバッグ」、細かい穴で空気を調整する技術、真空包装、窒素ガス置換包装など、複数の手段でヤマモモの鮮度を保てる期間を伸ばすことができた。また、宅配便の「地上・空専用線」による直送、全行程コールドチェーン輸送により、長距離輸送によるヤマモモの品質への影響をできる限り少なくすることができた。
浙江省農業農村庁がまとめたデータでは、同省の今年のヤマモモ総生産量は70万トンに上り、ヤマモモの栽培面積と生産高は全国の50%以上を占め、製品は遠く欧州、中東、東南アジア、アメリカ大陸の20数カ国・地域へ販売されている。
中国産ヤマモモが海外進出するのと同時に、外国産ドリアンもより多く中国に入ってくるようになった。中国は世界最大のドリアンの輸入国と消費国であり、輸入量は過去20年間で約50倍増加し、急増傾向は今なお続いている。
雲南省最大のフルーツ専門卸売市場では、今年上半期のドリアンの販売量が12万トンに達し、予想では通年の販売量は前年比で約20%増加する。
需要がこれほど急増するのに対し、ドリアンの供給は追いつくのだろうか。 ドリアン販売業者によると、これまで中国が輸入するドリアンの60%はタイ産だったが、今年は新たな変化が見られ、ベトナム産の供給が増え始めた。これは中国ラオス鉄道が開通したおかげで、今年は「列車に乗って中国に来る」ドリアンが大幅に増加した。以前はラオスのビエンチャン駅で列車に積み込まれてから雲南省の昆明市に到着するまで4日ほどかかっていたが、中国ラオス国際貨物列車「瀾滄江-メコン川快速線」による輸送がスタートしたことで、所要時間は約26時間まで短縮された。
中国商務部がまとめたデータによると、今年上半期にはベトナムの主要ドリアン輸出市場のうち、中国への輸出額が12億2000万ドルでトップとなり、ベトナムのドリアン輸出総額に占める割合は92.4%に達した。前年同期と比べ、ベトナムのドリアンの対中輸出額は46%増加しており、ベトナムでは多くの果物農家が相次いでドリアン栽培を始めて、中越両国の貿易成長を更に加速させている。
中国農業科学院がまとめたデータでは、今後10年間、中国産フルーツは有効供給が増加し、消費が持続的に成長し、輸出入市場が拡大し、直接消費が量から質への転換を加速させ、2029年のフルーツ総生産量は3億2800万トンに達する見込みだ。フルーツによる中国の貿易チャンスは絶えず拡大していくだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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Record China
2024/8/13
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