中国、自動車用複合ディスプレーの産業化を実現―中国メディア

人民網日本語版    2024年8月14日(水) 14時40分

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中国で自動車用複合ディスプレーの産業化が実現された。

黒竜江天有為電子が担当する黒竜江省重要科学技術成果実用化プロジェクト「自動車計器パネル複合ディスプレー技術成果産業化プロジェクト」がこのほど、黒竜江省科学技術庁が実施した専門家チームによる検収に合格したことが9日、分かった。同プロジェクト成果は業界初で、完全に独自の知的財産権を持ち、中国の自動車計器分野の空白を埋めた。科技日報が伝えた。

車載用カラー液晶ディスプレーはコストが高く、特殊形状ディスプレーの加工の難易度が高い。そこで中国最大の自動車計器サプライヤーの同社は2019年より技術の研究開発を開始し、白黒ディスプレーとカラーディスプレーを結びつけ、熱曲げ、光学接着、カラーフィルム印刷などの先進技術を総合的に駆使し、自動車計器パネル複合ディスプレーを開発した。

プロジェクトチームはカラーディスプレーとLCDディスプレーを組み合わせることで、高彩度と高コントラストのディスプレー効果を実現。同時に、ディスプレーのコストは従来技術の約3分の1になっている。

同社は2020年より、複合ディスプレーの研究開発と生産を次々と開始し、これまでに20以上の生産ラインを新設している。製品はすでに自動車に大規模搭載されており、年間生産量は100万セット以上。すでに韓国の現代・起亜グループや中国の長安汽車、BYD比亜迪)、一汽通用五菱などに採用されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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