中国のネット上で卓球選手やコーチらに対する誹謗中傷を繰り返し行った女が公安局に拘束された。

広州市公安局の発表によると、同省広州市在住の王（ワン）容疑者（38）は今年5月からネット上で繰り返し中国代表選手やコーチらを罵倒・侮辱する投稿を行い、名誉を傷つけた罪に問われている。

公安局の発表では触れられていないが、王容疑者のものとみられる微博（ウェイボー）アカウントは今月上旬、卓球の女子選手と男性コーチが不適切な関係にあるかのような投稿を行い、微博のアカウントを凍結されていた。

中国のネットユーザーの多くは同アカウントを認識しているようで、「あのアカウントか。公安はよくやった」「この人物は罵倒するだけでなく、よからぬデマも流していた」「スポーツ界は芸能界じゃない。ファンによる争いは不要」「拘束される人はまだ少ないし、罰もまだ軽い」「選手を中傷する者はみんな拘束せよ」といった声が上がった。

選手への中傷をめぐっては、北京市公安当局が今月6日に卓球選手らを中傷した29歳の女を拘束したことを発表していた。（翻訳・編集/北田）