無資格の小工場が廃棄自動車のエンジンなどを勝手に「再生」、中国国営テレビが実態暴く

Record China    2024年8月13日(火) 7時0分

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11日、中国中央テレビの経済チャンネルは、中国国内で規定に反して廃棄車両の部品を再利用する闇産業チェーンの実態を暴く動画記事を中国のSNSで公開した。

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2024年8月11日、中国中央テレビ(CCTV)の経済チャンネルは、中国国内で規定に反して廃棄車両の部品を再利用する闇産業チェーンの実態を暴く動画記事を中国のSNS・微博(ウェイボー)で公開した。

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CCTVによると、中国の「廃棄機動車回収管理弁法」では、解体した廃棄自動車の5大アセンブリ(発動機、変速機、方向機、前後車軸、フレーム)で再生の条件を満たすものについて、国の関連規定に基づき再生能力を持つと認められた企業でのみ再生の上リサイクル利用が可能になると規定されているという。しかし、CCTVが取材した江蘇省連雲港市東海県循環経済産業パークでは、資格のない小工場で廃棄自動車の回収、解体さらには5大アセンブリの売買が行われているという。


また、無資格で再生したエンジンをより良い値段で販売するために、業者がエンジンに関する重要な情報に「細工」を施し、改ざんしている現状も明らかになった。ある業者は年式を改ざんしたエンジンを見せながら「このようなエンジンは主に素人の買い手向けに販売するか、ネット上で売りさばく転売ヤーに提供している」と明かしたという。

自動車の安全を脅かす無資格業者の廃棄自動車部品リサイクルが横行している現状に対し、中国のネットユーザーは「どの業界でも似たような状況が起きていると思う」「財産をむさぼるやつのために命が脅かされている」「当局は速やかに介入して厳しく取り締まり、廃棄車両リサイクルを正常化して消費者の権益と社会の安全を保ってほしい」「5年前にも同じような報道があった。どうやら現地の闇バリューチェーンはとても根深いようだ」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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