新疆ハミ-重慶の特別高圧プロジェクトの送電線架設工事が開始―中国

CRI online    2024年8月12日(月) 13時30分

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新疆ハミ-重慶の特別高圧プロジェクトの送電線架設工事が開始しました。

新疆ウイグル自治区で発電された電力を800キロボルトの高圧直流で重慶に送電する「疆電入渝」特別高圧プロジェクトは8日、新疆内での送電線架設工事が始まったことで、全面的な送電線架設段階に入りました。

同プロジェクトは新疆ウイグル自治区のハミから重慶市渝北区まで送電する、新疆で発電された電力を自治区外に送る「疆電外送」の3本目の直流送電路線です。総投資額は286億元(約5860億円)で、新疆と重慶にそれぞれ1カ所の能力800万キロワットの変電所が設けられます。送電線の全長は約2290キロです。

新疆区間の送電線の長さは約348.594キロで、679基の鉄塔が建設されます。うち316キロ分は新疆九大風区の一つで、風力8以上の風が吹く日が年間で115日に達する三塘湖-トウ毛湖風区(「トウ」はさんずいに「卓」)を経由します。建設に当たっては、金具の耐低温性と強風耐摩耗性の強化、架線区間の短縮、機械による整地により、送電線架設作業の順調な進行を確保します。現在までに、基礎打ち込み作業の全てと鉄塔組立作業の半分以上が終わっており、新疆区間における工事は年内に終了する予定です。同プロジェクトが稼動すれば、重慶に年間360億キロワット時以上が送電される見込みで、消費する石炭を年間600万トン分代替し、二酸化炭素の排出を年間1650万トン削減できます。

ハミ-重慶の800キロボルト高圧直流送電プロジェクが2023年8月8日に着工すると同時に、新疆のバルクル(巴里坤)変電所と重慶の渝北変電所の建設工事も始まりました。つまり8日は、「疆電入渝」プロジェクトの着工1周年の日でした。(提供/CRI

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