Record China 2024年8月10日(土) 11時0分
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華字メディアの日本華僑報網は7日、「日本人は絶対にごみをポイ捨てしないのか?渋谷を見てみよう」と題する記事を掲載した。
記事はまず、「2022年にカタールで開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)で日本のファンたちがごみ拾いという独特の習慣を世界に示した」と言及。「米FOXスポーツなど海外メディアにも取り上げられ、FIFA(国際サッカー連盟)にも称賛された」と説明した。
また、「日本人はサッカースタジアム内のごみを拾うだけでなく、こうした環境保護活動を海外にも持ち出している」とし、「16年にはフランス・パリで日本人がごみ拾い運動を展開し、この活動はその後、パリ市や地元企業も参加することとなった」と紹介。「日本ではごみのポイ捨てをすると厳しい罰を受けると言われており、学校などで教育が行われるため良好な衛生習慣を身に付けている」と述べた。
一方で、「本当にそうなのだろうか」と疑問を提起。「ある日本のネットユーザーは、『日本人の海外での振る舞いは国内のそれとは全く異なる。世界に対してはいい顔をしているが、国内ではごみを平気でポイ捨てしている』と指摘した」とし、「これは何も根拠のない言いがかりではない」と論じた。
その上で、「渋谷は外国人観光客に人気のスポットだが、多くの観光客は訪れた後に幻想が泡と消える。渋谷の衛生環境は非常に悪く、食品のトレーや飲料缶、たばこの吸い殻などが散乱していることがよくある。イベントの際には特に深刻で、ハロウィーンでは毎回、大量のごみが散乱し、清掃員に大きな負担がかかっている。他にも窃盗や破壊行為、セクハラなどの事件が続出している」と伝えた。
記事は、渋谷区がイベント期間中のみと定めていた路上での飲酒禁止を通年に拡大するなど対策を行い、幾分状況が改善してきていると説明。23年にはごみ拾いにスポーツの要素を掛け合わせた「スポGOMI」のワールドカップ(W杯)が日本で開催されるなど、人々の環境意識を高めるイベントも行われているとした。
そして、「観光客に人気の目的地として、渋谷はプレッシャーにさらされているが、こうした取り組みを通じて近い将来、日本が世界の期待と称賛に応えるだけの名実相伴った『文明国家』になることを期待している」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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